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【判定は本数なので容易です】P-チェック・LH(株式会社ミズホメディー) [P-チェック・LH]


【判定は本数なので容易です】P-チェック・LH(株式会社ミズホメディー)




☆この記事の目次☆



1、P-チェック・LHの特徴
2、P-チェック・LHの概要
3、さいごに



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1、P-チェック・LHの特徴



今回はミズホメディーから販売している排卵日検査薬のP-チェック・LHについて記載していきます。


株式会社ミズホメディーですが、あまり耳にしない名前ではないでしょうか。ミズホメディーはインフルエンザやアデノウイルスなどの検査キットや妊娠検査薬、排卵日検査薬などを取り扱っている会社です。例えば、あなたが病院を受診してインフルエンザの検査をする、その時に使用する検査キットの販売ですから、あまり一般向けではないかもしれません。


ミズホメディーの販売する排卵日検査薬はP-チェック・LHです。体外医療用医薬品に分類され、調剤薬局か調剤併設のドラックストアで購入できます。取扱いがなければお取り寄せができるか店舗スタッフさんに伺ってみるのも良いでしょう。


P-チェック・LHの特徴として、まず、最小検出感度が10 IU/Lという点が挙げられます(最小検出感度が10 IU/Lというのは他の排卵日検査薬にはありませんでしたが、最近発売されたタケダのハイテスターHも同様の最小検出時感度を備えています)。さすがに10 IU/Lで陽性、検査終わり、というわけにはいきませんが、LHサージの増える時が予測でき、排卵日判定への大切な手がかりになります。30 IU/Lや40 IU/L感度の検査薬で判定結果がはっきりしない場合はP-チェック・LHを使ってみてもいいでしょう。


また、結果が判定ラインの濃さではなく、判定ライン本数の増加を見れば分かるという点も分かり易くてお勧めです。ただ、使い方として、陽性と判断した場合の翌日にも検査が必要(LHサージの終わりを確認するため)と解釈できる記載もあり、次回分への検査薬本数の余裕はほとんどありません。1箱で1周期分と考えるのが無難でしょうか。


取り扱っている薬局の中では比較的優れた排卵日検査薬として有名でしたが、医療用医薬品のため一般向けには宣伝が出来ませんでした。その商品のパッケージを宣伝したり、その商品名を取り扱っている旨を表示することも出来ません。これは現在(2017/2)も変わりありませんが、(本数の違いがあるものの)同内容の商品としてタケダのハイテスターHが販売されました。


ハイテスターHは第一類医薬品に分類され、一般向けへの広告やテレビCMも問題なく行えます。購入が調剤薬局、薬剤師の常駐しているドラックストア、またはインターネットでも購入が可能の商品です。これまで、インターネットでは情報の乏しかった排卵日検査薬が手軽に購入できるようになったことは、日本の少子化対策の一環ともいえるでしょう。



判定の分かり易さ:
判定時間:△
お値段:○
使い易さ:○
手に入り易さ:△



※筆者の独自の評価です
※価格は某ドラックストアの参考値です



2、P-チェック・LHの概要



<特徴>


・最も妊娠しやすい時期が約1日前にわかる
・ラインの本数増加を確認するだけのわかりやすい判定法
・独自の特許技術、3段階検出法を採用
・最小検出感度10 IU/L(スコア1)
・お問い合わせ先が明確
・7日分は税込2859円で1回あたり408円
(某ドラックストア調剤薬局の値段を参考にしました)



<内容物>


・テストスティック7本
・説明文書



<測定の仕組み>


排卵日検査薬はLHサージを検出してもっとも妊娠しやすい2日間(排卵日前・排卵日)の推定を行うものです。LHとは黄体形成ホルモンの略称で、これは脳下垂体より常に少量分泌されているホルモンです。この尿中の黄体形成ホルモン(hLH)は排卵を引き起こすホルモンであり、排卵日前に大量分泌されます(LHサージ)。このLHサージの後36時間以内に排卵が引き起こされると考えられています。



<検査開始日>



まずは月経周期を確認しましょう。月経周期とは月経が始まった日から次の月経が始まる前日までを言います。通常の月経周期に基づき、検査開始日を確認します。


例えば平均月経周期が28日なら月経開始日から11日目から検査を始めます。29日なら12日目から30日なら13日目からとなります。月経周期が不安定な場合は最も短い月経周期で使用を開始します。


検査開始日から1日1回連続して検査をします。



<操作方法>



1、 アルミ袋からテストスティックを取り出し、キャップをはずす
2、 採尿部を下に向け、採尿部全体に尿を5秒以上かける
(または清潔な容器に入れた尿に採尿部全体を10秒間浸してもOK)
3、キャップをかぶせて、判定窓を上にし10分間放置する
4、結果をみる




<検査結果の見方>



まずは、リファレンス(R)部に赤紫色のラインが出ているか確認します。リファレンス(R)部に赤紫色のラインがなければ、検査がうまくいっていない可能性がありますので、再検査になります。


陽性:P-チェック・LHは判定ラインの増加からLHサージを予測するものです。そのため毎日ほぼ同じ時刻に測定することが大切です。例えば3日目に0本だった判定ラインが4日目に2本になったら36時間以内に排卵する可能性があると考えられます。検査はこの日で終わりでなく、翌日もおこないます。LHサージのピークを特定するためにスコア値の低下(ラインの本数が減ること)も確認してください。


陰性:判定ラインが0本の場合は陰性です。翌日の同じ時間帯に続けて検査してください。



<使用上の注意点>


・検査する前、少なくとも4時間は排尿を待った後、尿を採取して下さい
・尿は毎日、ほぼ同じ時間に採取して下さい(朝一番の尿で検査するのがおすすめです)
・検査前に水分を多く採ると尿中LH濃度が低下し正しい結果が出ない恐れがあります
・不規則な生理周期や短期LHサージにより陽性にならない場合もあります



3、さいごに



ミズホメディーの販売する排卵日検査薬P-チェック・LHについてのご紹介記事でした。ほぼ同様の商品のタケダのハイテスターHが販売されましたので需要はかなり減るだろうと予想できます。ただ、問い合わせ窓口に尋ねた際には引き続き販売していくとコメントをいただきましたので、販売中止になることはないでしょう。


ハイテスターHの販売元がミズホメディーですから、ミズホメディーにもお金は入ってくるのでしょう。それなら全て切り替えてもいいような気がしますが‥。もしかしたら本当に使用者の使い易いものを提供し、利益は考えずに販売していた商品なのかもしれませんね。お読み頂きありがとうございます。



<問い合わせ先>



株式会社ミズホメディー【お客様相談室】 0120-85-0323 受付:月~金(祝日除く)
9:00~12:00 13:00~17:00


参考文献:P-チェック・LH添付文書













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